とあるさんぽ

としょかんかんけいとかだいがくかんけいとかそういうことをかいてみます

5年も放置してたのか…

記事を更新しなかった5年もの間、同じ業界にいる人たちがブログを更新しているのを読むばかりとなっておりました。

 

この間、お仕事のほうはさっぱりでモチベーションも上がらず、2013年からはJALの上級会員修行を始めてしまって自己研鑽からはすっかり遠のいてしまっておりました。

 

JALの修行はストレス解消だったのかもしれません。お仕事のほうにはほんの少し役に立ったこともありました。ちょっとしたことがお仕事となんとなく関わる、つながるといったことがあるのかもしれませんので、そう考えると日々の生活も悪くないのかもしれません。

 

この半年ほどは、関東の私大にお勤めの20代の同業者の成長を見守ってたりします。それだけ私も暇ということかもしれませんが笑

 

今のお仕事が新人でもできるルーチンメインで、お仕事のことを記事にしようとすると、業務上の秘密や中の人特定に直結してしまうため、しばらくはアウトプットなしという状況ですね。

 

数年前はとしょかんから出たいと思い続けておりましたが、一度出してもらうと、としょかんでできることが見えてきたような気がします。としょけいでないため、おそらく戻ることはないと思いますが…

 

この時期は横浜で開催される図書館総合展が気になりますが、お仕事の都合で上旬開催だと行けなかったりしますので、以前のように下旬開催にならないかなあとぼんやりと考えたりします。

 

9月に散財しすぎちゃって、この連休に旅行の計画も立てられず、朝から放置していたブログ記事を書くという謎の行動をしておりますが、もしかすると先述の若手同業者の影響があるのかもしれません。

 

自分はすっかりぽんこつさんになっちゃいましたが、自分で道を拓こうとする若者が報われる職場になることを祈るばかりです。

理化学研究所横浜研究所の一般公開に行ってきました②

中央NMR棟

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NMRといっても、「な、なんだってー」のアレじゃないっす

NMR棟には核磁気共鳴を利用した分析装置がごろごろしていました。

 

 

講演会「私たちの未来を予測する」

http://www.yokohama.riken.jp/openday2012/event/lecture/index2.html

渡辺貞氏による、スーパーコンピューター「京」に関する講演でした。

「京」は、横浜市民が1秒に1問ずつ計算問題を解いていって100年かかるほどの内容を1秒で処理できるらしいです。

質疑応答で3名の方が質問してたのですが、何というかね…

 

 

横浜市立大学

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シャトルバスの発着場そばで、横浜市立大学のオリジナルグッズを販売していました。私は買わなかったのですが、子供さんがちらほらと記念に買い求めていました。

横浜市立大学のほうでもいろんな企画があったのですが、時間の都合でマシュマロを液体窒素に入れるとどうなるかという実験だけ見てきました。

(やりたかったけど、順番を空けてくれなかったのよね…←大人気ないw)

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これは節電を呼びかける貼紙。偉そうじゃないのがいい。

 

 

セントラルドグマ3D視聴

最後にエヴァ世代として「セントラルドグマ」と聞いてスルーできずに見てきました。YouTubeに登録のある動画の3D版です。スゲーとしかいいようのないです。感想にすらなっていませんが…

http://www.youtube.com/watch?v=DB0gnar0Ndw

 

この上映会場の隣では、外国人科学者とゲームをしてポイントを獲得してガチャポンに挑戦でき、研究に関連するアイテムがもらえるイベントがありましたが、残念ながら時間の都合でスルーしました…

 

 

日ごろはセキュリティが厳重でなかなか入る機会のない施設ですが、こうした文化祭的な催しで来場者を精一杯楽しませよう、知的好奇心の欲求に応えようと努力する姿勢は、地域貢献とか大学開放とか、どこか学外者と距離感を感じさせる取り組みに終始しがちな私たちには参考にできる点があったのではないかと思います。

 

理化学研究所横浜研究所のみなさま、横浜市立大学のみなさま、ボランティアスタッフのみなさまに感謝申し上げるとともに、こうした素晴らしい取り組みが来年以降も続くよう期待したいと思います。

理化学研究所横浜研究所の一般公開に行ってきました①

9月29日(土)に横浜にある理化学研究所横浜研究所で一般公開がありました。

http://www.yokohama.riken.jp/openday2012/

http://www.yokohama.riken.jp/openday2012/event/facility/index.html

http://www.yokohama.riken.jp/openday2012/event/handson/index.html

 

私は別件で上京したものの、土曜は特に予定がなかったので、羽田空港から直接向かいました。羽田空港から新逗子行きの急行に乗車して京急鶴見で下車すると、すぐそばに無料シャトルバスの発着場があり、バスで15分ほどで理化学研究所横浜研究所&横浜市立大学鶴見キャンパスに到着しました。

 

事前にプログラムはチェックしていましたが、いくつかのイベントは整理券配布ということで、到着したらすぐに整理券配布会場に直行しました。

整理券をもらったのは、「植物科学研究室ツアー」と「ラボツアー・最先端の遺伝子解析施設を見てみよう。」の2件です。

 

植物科学研究室ツアー(各回定員6名)

理系の学生さん2名と本職の方?を含めたメンバーで研究室を見学しました。所要時間は30分予定ですのでさらっとですが…

 

とはいえ、 

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電気泳動でDNAを調べる基本的な手法のアガロース電気泳動をプチ体験したり(不器用な私はうまく操作できずに空気を入れてしまいました…orz)

その後、電気泳動でDNAが移動するまでの10分ほどの時間で、無菌状態で作業できる「クリーンベンチ」等の機器の説明を受けたりしたり、遺伝子のエラーで気孔が閉じなくなった植物をサーモグラフィーで見たりしました。

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ちなみに左側が温度の低い水色になっているのは、気孔が開きっぱなしで水蒸気が出ているため温度が低くなっているそうです。

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最後はDNAを可視化してこのようなどこかで見たことのあるバンドの写真をもらってツアーは終了しました。

 

そうそう。生まれて初めて女装しましたw

といっても白衣がなくて、ボタンの留め方が女性用のそれというものでしたが…。

 

 

ラボツアー・最先端の遺伝子解析施設を見てみよう。(各回定員20名)

実質的な見学時間は20分ほどでした。

DNAとRNAについて簡単な説明があって、その後にゲノム解析について簡単に説明がありました。要は、人のDNAが30億の情報からできているなら全部調べたらいいんじゃね?で調べたのがヒトゲノム計画ってことで、このあたりで某動画( http://www.youtube.com/watch?v=Q4gTV4r0zRs )を思い浮かべてしましました。

 

手計算だと1日に数百件の解析がやっとで、それが

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15年ほど前には1日に10万件くらいの解析が可能になって、

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今では数日で解析ができるそうな…技術の進歩ってすごいね。

(なぜか最新の解析機器にぬいぐるみ(兼クリーナー)が…w)

最後は手を洗って終了。

ちなみにここでも白衣を着ましたが、男性用でしたww