無料公開セミナー「学術情報流通の最新動向」備忘録-①
8月3日(金)に秋葉原UDXギャラリーで開催された、丸善株式会社 無料公開セミナー「学術情報流通の最新動向」に行ってきました。主催者の丸善のウェブサイトでプログラムを見られなくなっていたので、備忘のために申し込み時の資料から記載しておきたいと思います。
概要
1990年代後半に学術的な電子ジャーナルの流通が開始されて以来、急速にその導入と利用が進んできています。その普及の過程においては、インフラや要素技術の革新が次々と実現される一方で、コンソーシアム契約に代表されるような新たな契約方式も生み出されてきました。しかし、普及開始から10年以上を経てその流通プロセスがかなり確立されてきた一方で、「制度疲労」と言って良い諸問題も逼迫の度合いを深め、購読機関、コンテンツ提供元などのステークホルダーが新たな情報流通のあり方を模索している状況となっております。こうした状況認識のもと、本セミナーは、電子ジャーナルの流通において中核的な役割を担ってきた購読機関のコンソーシアム、並びに大手出版社が、現在の環境をどのように認識し、新たなステップを踏もうとしているのかについての理解を深めることを目指すものです。
プログラム
時間 内容
12:30-13:00 会場・受付
13:00-13:10 開会の挨拶
13:10-14:00 基調講演「学術情報流通の機能改善と図書館、研究者、出版社の役割」
講師 JUSTICE 事務局 事務局長 熊渕 智行
※講演で使用した資料はJUSTICEのサイトで公開されています。
http://www.nii.ac.jp/content/justice/news/2012/0806131057.php
14:00-17:30 【出版社講演】
内容 「エルゼビアのユニバーサルアクセスへの取り組み」
講師 エルゼビア・ジャパン株式会社 高橋 昭治
内容 「学会誌出版」
講師 ワイリー・ジャパン 荒生 由香里
内容 「STM Publishing for Scientists」
講師 シュプリンガー・ジャパン株式会社 田辺 祐子
内容 「医学情報環境の最新動向」
講師 株式会社ウォルターズ・クルワー・ヘルス・ジャパン 三木 律子